【重要なお知らせ】

大学院説明会2025は5月10日(土)、名古屋大学環境総合館で。専攻・講座説明会も同日開催します。

【重要なお知らせ】詳しくはこちら

名古屋大学 大学院 環境学研究科社会環境学専攻

在学生・修了生の声Senior's Voice

八日目の旅立ち

一週間は七日があり、
その後の月曜は第八日、
第八日に新たな一週間が始まり、
月曜に次の未来へ歩み出す。

2018年9月のある月曜に、日立建機(上海支社)に入社し、ある建築現場を見学した時、建築工事は環境に影響を与えることを実感しました。建築事業者と行政機関の間では、廃棄物、粉塵、騒音といった環境問題に関する責任分担を明確にするため、追加の契約や協定が結ばれることが多くありました。

この経験を通じて、環境問題は技術的な課題だけでなく、法律にも大きく左右されることを認識しました。学部時代に土木工学に加えて法学を副専攻していたこともあり、環境法、特に環境協定に関する研究に興味を持つようになりました。そして、2019年4月のある月曜、その思いを胸に、名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻環境法政論講座へ進学し、環境協定の研究が始まりました。

環境法政論講座の特徴の一つは、世界各国から学生がおり、多様な言語、文化、経験がここに集まり、多様性の火花を散らしていることです。学生たちは、法政論講座の教授たちの熱心な指導と親切な包容のもと、大学院の文理融合の幅広い体系科目(環境学研究科の最大の特色)、専門分野の集中的な研究、そして学内外での多彩な活動(研究科国際室主催のワークショップ旅行、授業の一環としての校外見学など)に積極的に参加しています。さらに、参考文献や教科書の著者である研究者のワークショップなどに参加し、議論を交わす機会も数多くあります。このような七日の毎週を過ごしながら、学生たちはそれぞれの未来へと歩み出し、法政論講座を起点に新たな道を歩む者、法政論講座で学びを深める者など、誰もが自分だけの「第八日」を見つけていました。(2025年3月掲載) 一覧に戻る
姚 俊傑さんの画像
在学生

姚 俊傑さん

博士後期課程3年 /環境法政論講座