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講座・教員Fields & Faculty

Course03
環境法政論講座
法学・政治学を通じて
環境問題を考える講座です
環境法政論講座には、環境法・政策、国際環境法などを専門とする法学系研究者と、環境政治などを専門とする政治学系研究者が所属しています。環境問題は、多様な価値・利害が衝突する政治的な問題であり、その過程を理解し、適切な法制度・政策を構築することが、問題の解決には求められます。環境法政論講座は、環境問題の政治的側面について理解を深めるとともに、問題解決に向けた法のあり方を探ることで、環境法・国際環境法や環境政治学の基礎理論を構築することをめざしています。
この講座の学生の取得可能学位は、修士(環境学)・修士(法学)・博士(環境学)・博士(法学)です。
教員紹介Faculty

内記 香子 NAIKI Yoshiko 教授
詳しくはこちら- 専門分野
- サステナビリティ関連のグローバル・ガバナンス(ビジネス ✕ 環境 ✕ デジタル技術)
- 研究キーワード
- サプライチェーン、トレーサビリティ、サーキュラーエコノミー、デジタルパスポート、国際標準化、スマートシティ、認証制度
- 教員からのメッセージ
- ビジネスの現場で企業は今、サプライチェーン上のサステナビリティを確保することが求められています。そこで、テクノロジーはサステナビリティをどのように促進するか?という疑問について「スマートシティ形成における公私パートナーシップ」や「トレーサビリティとブロックチェーン技術」などをテーマに研究しています。

野村 康 NOMURA Ko 教授
詳しくはこちら- 専門分野
- 環境政治、環境教育、方法論
- 研究キーワード
- 環境政治、環境教育、方法論、アジア地域研究、政策過程
- 教員からのメッセージ
- 環境問題は技術的に解決できる問題ではなく、異なる意見を踏まえつつベストな政策・取り組みを模索していく、政治的な問題です(環境政治)。また、持続可能な開発を達成するためには、人づくりが重要になります(環境教育)。こうした側面に興味をお持ちの方は、私の研究室に入って一緒に考えてみませんか。

増沢 陽子 MASUZAWA Yoko 准教授
詳しくはこちら- 専門分野
- 環境法
- 研究キーワード
- 化学物質規制、環境リスク管理、予防原則、環境影響評価
- 教員からのメッセージ
- 環境法は、伝統的な法分野に跨る幅広い領域です。その中で、特に、人間活動から生ずる人・環境に対する(悪)影響の可能性(リスク)を、法を通じてどのように制御していくかを研究しています。リスクは便益と表裏の関係にあることから、経済的、社会的要素を考慮しつつ環境を十分に保全するため、政府や私人の意思決定に係る仕組みをどのようなものとするかが課題となります。

大野 智彦 OHNO Tomohiko 准教授
詳しくはこちら- 専門分野
- 環境政策・ガバナンス論
- 研究キーワード
- 環境政策、環境行政、河川政策、流域ガバナンス、政策過程分析
- 教員からのメッセージ
- 「なぜ有効だと言われている環境政策が実際には導入されないのか?」、「川や水の使い方を誰がどのように決めれば良いのか?」、「なぜ実現不可能と思われた環境保全に向けた政策転換が実現したのか?」といった問いを解明したいと思っています。いずれもわかりやすい答えを出すのが難しい問題ですが、データと理論(主に政策過程論)に基づいて、わずかなことであっても確かな知見を積み上げて、環境保全に貢献したいと思っています。