深掘×俯瞰
分野を超える専門家として
「環境と社会」の難問に挑む
講座・教員Fields & Faculty
社会環境学専攻についてAbout us
専攻の目標
名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻では、次のような目標を掲げています。
人間と自然との共生を実現するために、人文・社会科学の立場から社会環境について研究し、政策評価や政策提言を行うとともに、国内外の環境に関わる創造的な専門家を養成します。つまり、自然環境の中で人間が営む社会環境について研究・教育を進めることが目標です。
この目標に対して“深掘”と“俯瞰”の2つのアプローチを展開しています。
- 深掘的アプローチ
- 社会環境に関わる基礎的研究への貢献と専門家の育成
- 俯瞰的アプローチ
- 分野横断的な視点から環境問題に取り組む人材の育成
深掘アプローチでは、経済、社会、法律・政治、文化、地理、地域の学術的知見に基づいて、社会環境をめぐる諸問題を専門的に研究・教育することを目指しています。そして、俯瞰アプローチでは、個別の学術的分野の成果を分野横断的に取り入れて、様々な環境問題に取り組むことを目指しています。

組織構成と特徴
以上のような目標とアプローチを持つ社会環境学専攻の特徴は、“包含する学問分野の多様性”にあります。専攻は5つの講座から構成されています。経済環境論講座、環境法政論講座、社会学講座、地理学講座は、それぞれの専門性に基づいて深掘的アプローチを行う講座です。これら4講座は、関連する学部教育も兼担しています。
そして、環境政策論講座は、これらを横断する俯瞰的アプローチを行う講座です。環境政策論講座には、同講座の専任教員に加えて、各専門講座から協力教員が配属されており、分野横断的な研究・教育を行う体制がとられています。
図にも示されているように、社会環境学専攻では、専門分野ごとに組織されることが多い他の研究科・専攻と比べて取得可能な学位の範囲が広く設定されています。当然のことながら、1つの学位論文で取得できる学位は1つです。しかし、同じ専攻で各講座の専門科目が提供されているので、自らの専門分野に限定されない多様な学びの機会が保証されています。
社会環境学専攻へようこそ
2024年5月18日に行われた名古屋大学大学院環境学研究科大学院説明会での社会環境学専攻の紹介です。環境学研究科の設置目的、教育・研究目的/社会環境学専攻の目標:社会環境の基礎研究と専門家の養成/分野横断的な視点から環境問題に取り組む人材の養成/「ヨコ糸」と「タテ糸」/教育研究の特徴/スタッフの構成/修了生の進路、などについて専攻長がお話しします。