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社会学は、人々の関係のあり方に着目して社会現象や社会問題を解明しようとする学問です。環境条件に適応しつつ持続的に発展する人間社会の未来を構想するには、社会関係や社会構造に関する深い理解が欠かせません。名古屋大学の社会学講座は、1949年に本田喜代治教授(1896~1972)が着任されて以来70余年の歴史をもち、今日では理論と実証の両面における社会学の有力な研究拠点に発展しています。社会学の伝統と諸潮流をふまえてアジア発のグローバルな社会学理論の展開をめざすと同時に、質的・量的方法を駆使して国内外の地域と多様なフィールドで調査をおこない、社会問題の解明と政策提言に向けた研究を推進しています。社会学講座は、現代社会学の最先端を切り拓く野心をもった諸君の大学院進学を歓迎します。お互いに議論し刺激しあう仲間のいる、活気に満ちてあたたかい講座です。

 

『名古屋大学社会学研究室七十年誌』(2019年)

 

*トップページに表示される1949年の写真の背景画像は、博物館明治村(愛知県犬山市)に移築された歩兵第六聯隊兵舎です。開設当初の社会学研究室は、名古屋城内にあった旧歩兵第六聯隊兵舎の文学部二号館二階にありました(明治村に保存されているのは文学部三号館)。社会学研究室が東山キャンパスに移ったのは1962年のことです。

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