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研究室について

大学院進学を考えている人へ

研究室では広い意味での人間と自然の関係や持続可能性にかかわる課題を扱っています。院生は環境社会学、歴史社会学、環境史、科学技術社会論などの手法を応用した研究に取り組んでいます。野生動物、ツーリズム、生物多様性、環境保全型農業、再生可能エネルギーなど、研究テーマは多岐にわたっています。

2023年4月現在、研究室メンバーは13名(修士課程5名、博士課程8名)です。副指導の学生も含めて15人程度でゼミを実施しています。ゼミでは方法論上のトレーニングや研究発表を行っていますが、毎年秋には他大学と合同の強化合宿を開催しています。

進学を希望する場合には、メールなどで予め私と相談されることをお勧めします。2023年4月現在、私の所属は環境政策論講座と社会学講座になっています。入学試験の方法や取得可能な学位が異なるので、注意して下さい。環境学の学位は政策学でも社会学でも取得できます。社会学の学位を希望する場合は社会学分野で入学する必要があります。環境学研究科の入試関連のページにある募集要項や過去問を見た上で判断して下さい。どちらに入学しても主指導は変わりませんし、ゼミも実質的にはあまり変わりません。

日本への留学を希望する場合は、研究生として入学した後に大学院の受験に臨むことになります。入学を希望する場合には事前にメールなどで相談して下さい。研究計画などについて検討した上でリモートでの面談を経て受入を判断しています。海外在住の場合の願書受付は10月入学希望の場合は5月上旬、4月入学希望の場合は前年の11月上旬です。それよりも前に相談を始めるようにして下さい。実際に出願する際の方法や注意事項については以下のページをよく読んでください。

名古屋大学情報学部研究生の案内(私費留学生)

卒業生研究テーマ

これまでの卒業生の研究テーマは以下のようになっています。

博士論文

農業環境公共財の持続性をささえる社会的条件

修士論文

⾃然資源管理の集約をめぐるレジティマシー――アンダーユース問題の解 決にむけて――

再生可能エネルギーの地域経済効果―地域外企業と地域のシナジーに着目して

再⽣可能エネルギーの社会的受容性の動的過程に関する考察ー中国江厦潮 汐⼒と太陽光を組み合わせた発電所を事例として

自然保護区と地域住民の対立におけるエコツーリズムの役割―鄱陽湖国家級自然保護区の事例研究

⾼レベル放射性廃棄物処分政策に関する研究 — ⽴地選定プロセスにおける当事者性

アクターネットワーク理論による⾵⼒発電事業に関わる動的な社会過程の 分析

農業⽣産者にとってのファーマーズマーケットの意義

再⽣可能エネルギー条例の制定過程

観光資源としての⾵⼒発電施設の可能性に関する研究 ― 中国浙江省の「⾵⼒発電観光地」を例として

〈⾃然〉のメディアとしての動物園 ― 東⼭動物園に着⽬して

風車騒音による不快感の要因分析 ― 日本と米国の比較分析

中国における市民参加型環境調査の実践 ― 北京市清河流域をめぐる市民運動を事例として

中国少数民族地域における観光化と社会変容 ― 貴州省肇興郷のトン族観光を事例として

市民参加型の自治体新電力事業をめぐる協働ガバナンスの研究 ― いこま市民パワーを事例として

営農型太陽光発電の社会的受容性

グリーン・ツーリズムにおける農家民宿・民泊の再評価 ― 長野県飯田市千代地区を事例として

環境ローカルガバナンスの再検討 ― 岐阜県多治見市廿原町における「意図せざる結果としての環境保全」

現代的コモンズとしての自然エネルギー利用 ― 郡上市石徹白小水力発電事業を事例として

地域の内発的発展におけるよそ者の機能と役割

「生」の商品化 ― 消費社会におけるペット産業

卒業論文

地域新電力による内発的発展の可能性 ― 三河の山里コミュニティパワーを事例に

ソーシャルメディアにおける再生可能エネルギーの論調に関するテキスト分析

在来品種の継承と地域の人々 — 宮重大根を事例に

企業の社会貢献活動と組織文化 ― 副次的効果に着目して

ソーラシェアリングと地域農業

間伐材利用プロジェクトの多面的効果

中山間地域におけるコミュニティと移住者の相互作用

多様なやりがいの結節点 ― Jクラブのボランティアを事例に

農村女性によるグループ活動の再評価 ― 男女双方への聞き取り調査より

ジビエ事業の抱える複合的な課題 ― 愛知県の事例を中心に

生活世界からみる多様な動機の部分的一致

バイオマス事業に対する地域内の取り組みと内発・外発要因について

有機農産物の認証制度の必要性

木曽馬の保存に関する考察

自然保護教育の手法としてのインタープリテーション活動の研究