教員紹介

立川 雅司
立川 雅司
タチカワ マサシ
教授
研究分野:食と農の社会学、科学技術社会論
研究業績など(教員データベース)

研究の概要(立川)

現代における「食と農」を通じて現代社会が関わる様々な問題に対して社会学的視点から考えています。食はもっとも身近なものでありながら、その裏側では現代の産業構造や情報化、技術革新により大きく変化しています。農と食との空間的・時間的・社会的距離も広がり、こうした距離を縮める役割を情報や表示が担っているといえます。しかし、逆にこうした情報や表示に過度に反応し、流行を追ったり、リスクを避けようとしたりする事態も生まれています。
食にはその意味で現代社会のさまざまな問題が集約され、日常生活を反省的にとらえ返す材料を与えてくれます。身近な食を通して、技術と身体との関係、伝統と革新の対抗、地域性とグローバル化、ジェンダー関係など、様々な視点から持続可能な未来を構想するきっかけにしてください。

 

丸山 康司

丸山 康司
マルヤマ ヤスシ
教授
研究分野:環境社会学、科学技術社会論
研究業績など(教員データベース)
個人用ホームページ

研究の概要(丸山)

環境社会学を専門とし、環境保全の社会的受容という課題に取り組んでいます。環境やエコということばは常識化し、大多数の人が関心を持つようになっています。けれども、問題は解決に向かっているわけではありません。環境問題の解決に向けた取り組みが常に賛同されるわけでもありません。環境保全が無条件に正しいと思いこむことが問題を複雑にしてしまう場合すらあります。
こうした問題に対して、野生生物の保護と被害や風力発電をはじめとする再生可能エネルギーに関わる現場での利害関係を読み解きながら、具体的な解決方法を探っています。また、これを踏まえて結果的に環境問題が解決するような社会のあり方を構想しています。

河村 則行
カワムラ ノリユキ
准教授
研究分野:情報社会論、現代社会論
研究業績など(教員データベース)

研究の概要(河村)

グローバリゼーションや情報化(IT革命)は、これまでの閉鎖的な日本社会を大きく変容させる要因であり、グローバリゼーションやIT革命にともなう社会構造の変化を社会学の視点から理論的・実証的に研究している。それは社会をオープン化し効率化し、選択肢の増大をもたらすと同時に「リスク社会」、「個人化」をもたらし、社会を不安定化させる。個人と組織との関係、社会と国家の関係、「公共性」の構造は変化しており、「組織」・「情報」をキーワードに、その変化とそれがもたらす問題を解明している。

 

吉村 真衣
ヨシムラ マイ
講師
研究分野:
研究業績など(教員データベース)

研究の概要(吉村)