シンポジウム「環境社会政策の焦点としての住まい」開催のお知らせ
2024年2月26日
シンポジウム「環境社会政策の焦点としての住まい――SDG10×11×13」
名古屋大学環境学研究科・地球規模課題8「環境と人間のウェルビーイング」
日時 2024年3月29日(金)15:00~17:40
会場 名古屋大学・環境総合館レクチャーホール(ハイフレックス開催)
趣旨説明 上村泰裕(名古屋大学)
講演 祐成保志(東京大学)「環境社会政策の焦点としての住まい」
政府は2050年カーボンニュートラルを宣言し、気候変動の緩和のために化石燃料の消費を抑制する政策を進めています。2022年に改正された建築物省エネ法は、すべての新築住宅に省エネ基準への適合を義務づけるとともに、より高度な性能への誘導を図るものです。もっとも、住宅の省エネ性能を向上させる政策が、その進め方によっては、住まいの不平等を拡大することに注意しなければなりません。政府の計画にはこうした認識が希薄です。本報告では、「環境社会政策」の考え方に着目し、住まいをめぐる環境と社会の課題を同時に解決しうる方策について議論できればと思います。
祐成保志(すけなり やすし)
東京大学大学院人文社会系研究科准教授。1974年、大阪府生まれ。2005年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。2012年より現職。関心領域はハウジング、コミュニティ、社会調査史。著書に『〈住宅〉の歴史社会学』(2008年)、共編著に『コミュニティの社会学』(2023年)、訳書に『ハウジングと福祉国家』(2014年)など。
コメント① 齋藤輝幸(名古屋大学)
コメント② 吉岡詩織(名古屋大学)
3月22日までに以下のチラシからお申込下さい。
https://www.social.env.nagoya-u.ac.jp/sociology/kamimura/symposium2024.pdf