講座概要

講座の特色

1.複眼的視野と高い専門性の養成

本研究科は、分野横断な幅広い知識を修得する「体系理解科目」と理系・文系の様々な専門分野の科目が充実しています。これらの講義を履修することで、複眼的な視野と高い専門性を養うことができます(下記、本講座の「ディプロマ・ポリシー」を参考)。環境政策論講座は、こうした能力を駆使して、政策評価・提言ができる環境実務家、社会企業家の育成に重点を置いています。

2.他講座・他専攻との連携・協力体制

こうした人材を育成するため、本講座では、地理学、社会学からも専任教員が派遣されており、経済環境論講座、環境法政論講座の各講座や他専攻の教員とも協力しながら、濃密な教育・研究体制を築いています。下記にあるように、講座スタッフとして、他講座の教員が協力教員として参加していて、幅広い研究指導が可能となっています。

3.多様なバックグラウンドの院生メンバー

本講座に所属する院生メンバーのバックグラウンドは多様で、研究関心も様々ですが、環境に関する課題解決に携わりたい、という意思は共通しています。課題発見や解決策の提言にはプレゼンテーションや討論が不可欠です。「政策論総合セミナー」は、博士前期課程と後期課程の院生が一緒に参加し、各自の研究内容を発表する場であり、教員や院生との間で活発な討論が行われています。

ディプロマ・ポリシー

環境政策論講座では、修士(環境学)・博士(環境学)の学位が取得できます。

  • 博士の学位取得には、博士論文の提出にならんで、博士後期課程の授業科目から8単位以上履修することが必要で、そのなかに研究科共通又は他専攻の授業科目2単位以上を含まなければなりません。
  • 修士の学位取得には、体系理解科目から6単位以上、自専攻のⅠ類及びⅡ類の授業科目から20単位以上、合計30単位以上をとることが必要とされ、最終的に修士論文の提出が義務づけられています。以下は履修の一例です。
<複眼的視野を養う基礎科目> ・体系理解科目
環境政策論, 環境の倫理, 持続可能な開発入門
持続可能な地域づくり実践セミナー, 環境学フィールドセミナー
<専門能力育成としての専門科目>
・Ⅰ類科目
科学技術社会論, 人文地理学
組織環境論, 環境法
国際環境法, 環境政治
環境経済学, 環境統計学
環境社会学
・Ⅱ類科目
政策論総合セミナー
主指導教員・副指導教員のセミナー
<実践能力育成としてのフィールドワーク> ・Ⅲ類科目    インターンシップ
名古屋大学大学院環境学研究科 社会環境学専攻 環境政策論講座
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